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素晴らしき哉、人生!のsheのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.0
レディ・プレイヤー1の参考に、ぐらいのつもりがめちゃめちゃ泣いてもうた…。これが毎年クリスマスに放送されるアメリカとても羨ましい。

序盤で聞こえなくなっちゃうジョージの耳の扱いが上手。。聴覚障害が原因ですごく不幸なことに巻き込まれたりするのかと思ったんだけど、そうではない。弟を助けたあの日を、鑑賞者に忘れさせないためのさり気ない要素としてでしかない。でもそのおかげで、終盤のファンタジーシーンで弟の墓が出てきても、記憶をスムーズに初めのシーンに戻すことができた。
何度か出てくる相手に言われた事をジョージが聞き返すくだりもイイ。聴覚障害を不幸なイメージじゃなくて、あくまでお茶目に扱ってる。おかげで兵役も免除されてるし。特にイイ耳エピソードは、メアリーがジョージの聞こえない方の耳に向かって「大好きよ。」と囁くシーン。最高にも程があるって感じで、可愛すぎて何回も観た。

あと、階段の手すりの丸の部分が取れてキレるやつ何回やるんだよ笑って思って笑った。そして最後だけ取れた時に笑ってるの観て泣いた。あれはズルいよ。
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