すなみ

素晴らしき哉、人生!のすなみのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.6
素晴らしい。素晴らしきかな!
心温まる映画です。泣きました。

お手本みたいな映画ですね。
映画を見ている!という感じ
脚本はシンプルだけど洗練されてる。
神様、自殺しようとする人を天使が助けに来る、タイム・パラドックス~パラレル・ワールド。
今ではよく見る演出ですが、これを参考に生み出された作品がどれだけあるだろうか。

モノクロですが、登場人物が生き生きとしていて輝いて見えます。
メアリーの家に入るところとか、マティー二バーで飲んだくれるところとか、良いなぁ。

素晴らしい、素晴らしきかな!なんだけども、
自分はアメリカ的ハッピーエンドよりも日本的な終わりかた(「生きる」みたいな)の方が好きなのと、
あれ?マティーニとそんなに仲良かったっけ?とか
ポッター、それでええんか?とか
このラストにするなら、他のところを削ってでもクレランスとのことをもっと描いたほうが良いのでは?
と思ったので、ちとマイナス。

でも素晴らしい映画です。
生きてるだけで素晴らしいんだよね。本当はさ。

“1人の人生はその他大勢の人生に影響を与える”
“1人いないだけで世界は一変する”

さぁ。もう一度、生きてみようか。
すなみ

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