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素晴らしき哉、人生!のYOUMEのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.9
「映画を見てそんなに笑顔になってる人初めて見た……」
一緒に見ていた人に引き気味にそう言われるほど、鑑賞後どうしようもなく笑みがこぼれてきちゃうような映画。

生きている以上、すべての人がなにかしらの影響を及ぼし合っていて、誰ひとりとして無意味な人なんて存在しないのだなあ

なんだか自分がベトナムでどん底に落ちて日本に一時帰国した時のことを思い出した。日本で自分を取り囲んでくれていた全てが、日本にいた頃はその素晴らしさに気づかなかったものも含めて全てが、愛おしく思えたあの時。

ゼロを経験して初めて、1の尊さがわかる。
100持ってる人を見て、自分を惨めに思ったりもする。でもゼロを経験すると、ちっぽけに見えていた自分の持っているものがどれだけ尊かったかがわかる。

そんなゼロの経験ができたことは今思えば幸運で(当時は辛すぎた)、それは天使からのプレゼントだったのかもしれない。
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