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素晴らしき哉、人生!のすずきのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
2.5
1945年のクリスマス、ジョージという男が自殺しようとしていた。
彼を助ける使命を帯びた、下級天使のクラレンス。
彼はジョージがなぜ自殺しようとしているのか知る為、彼の過去から現在までを見る事になる…

クリスマス映画の古典名作で、なんかイイ話らしい、という事で気軽に観賞。
起承転結はしっかりしてて、派手さは無いけれど引き込まれるストーリー。
しかし、思ってたよりハッピーな話じゃないので注意。
というのも、最終的には救われるものの、やっぱり主人公が自殺に追い込まれる経緯を見るのは愉快じゃないね。
彼が絶望し、身近な人に当たり散らす様がかなりみっちり描写されて辛い。
伝えたいテーマは素晴らしいので、明るく楽しいタイプのクリスマス映画、と期待しないのであれば、流石に納得の名作だろう。