カントク

素晴らしき哉、人生!のカントクのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.7
名作として認知していましたが、未見。久しぶりのモノクロ作品ということで、のんびり鑑賞。

30分辺りを過ぎた頃から、どこか不器用な主人公が他人に見えなくて徐々に感情移入。不運な環境に嫌気がさし「自分なんか生まれて来るんじゃなかった」と主人公。現れる見習い天使。

この終盤、自分の存在が消された世界、馴染みある知人・友人が変貌したもう一つな世界を疑似体験するのですが、シチューエーションがシチューエーションだけに恐怖を感じた。ホラーかと思った。

自分1人いないだけでこんなにも世界に影響が出てしまうのか...、そしてラストは無茶苦茶暖ったかい気分になりました。

映画としても完成度がとても高いし、人生賛歌、日々の生き方についても改めてさせられました。名作に異議なし!
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