名作として認知していましたが、未見。久しぶりのモノクロ作品ということで、のんびり鑑賞。
30分辺りを過ぎた頃から、どこか不器用な主人公が他人に見えなくて徐々に感情移入。不運な環境に嫌気がさし「自分なんか生まれて来るんじゃなかった」と主人公。現れる見習い天使。
この終盤、自分の存在が消された世界、馴染みある知人・友人が変貌したもう一つな世界を疑似体験するのですが、シチューエーションがシチューエーションだけに恐怖を感じた。ホラーかと思った。
自分1人いないだけでこんなにも世界に影響が出てしまうのか...、そしてラストは無茶苦茶暖ったかい気分になりました。
映画としても完成度がとても高いし、人生賛歌、日々の生き方についても改めてさせられました。名作に異議なし!