全く色褪せることのない不朽の名作。
人は誰しも、日々の生活で、辛いことや悲しいこと、苦しいことに対して、その境遇を嘆いたり、憎んだり、逃げ出したくなったりしている。
しかし、その様な人生/生活もいざ無くなってしまうと、そのかけがえのなさを痛感するもの。
また、多くの人は夢や希望を持っているが、自分なんかでは、とか、出来そうもない、などと理由を並べて、目の前にある゛妥協゛で折り合いを付けている。
しかし、私達は、意識するしないに関わらず様々な人々に影響を与え/与えられて生きている。その集合体が地域であり社会、果ては世界の仕組みを形作っている。
だから人一人だからといってその存在を軽んじるべきではないし、小さな行いでも正しいと信じて、妥協せず続けていれば、必ずそれは好連鎖を生み、最後には夢や希望となって返ってくる。
私はこの作品から、このようなメッセージを受け取りました。
若きジェームズ・スチュアートがこのテーマの体現者として好演。
まさしく人生の心理を突いた映画であり、何度でも(特に辛いときに)観るべき作品。
この映画に会えて良かった。