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素晴らしき哉、人生!のprocerのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
5.0
 大好きな映画をご紹介といいますと、やっぱりこの作品になります。フランク・キャプラ監督があのジェームス・スチュアート主演で撮った作品。のちにキャプラ監督のあたたかい手法はキャプラマジックといわれるようになるのです。お話はクリスマスの晩に、すべてに絶望した主人公が自殺をはかるという重い始まり方なのですが・・・そこはキャプラ監督の手法、神様が彼のおいたちを紹介するところから、もう既に観客はその世界観に引き込まれていくのです。

 自殺を図った彼に対して、天使がもし当人が居なかったこんな世界になる、ということを体験させるというのが話の中盤になるのですが、その展開が飽きさせることない上にちりばめられた数々の演出のあたたかいこと!と、同時に実に粋なのです。アメリカではクリスマスに観たい映画の常に上位にランクされるこの作品、うなづけます。著作権の50年を超えているため、書店やDVDショップに行けば激安ワンコインなどという触れ込みで500円程度で販売されていますが、もしみつけたら購入しても決して後悔はしないと思います。

 元気がなくなったとき、自分の存在を疑問に思ったとき・・・そんなときにも必ずキャプラの不思議な力がもらえることは間違いありません。ラストシーン、こんな素晴らしい映画に出会えたことを毎回感謝する大のお勧めとなる一本でした。

クリスマスに大事な方とご覧下さい。
キャプラ監督の手法が
キャプラマジックといわれることに
納得します。
小粋な演出にあふれていて、
切り取って飾りたいシーンばかり。
私は本当に印刷して額に入れ
家に飾っています。
みおえて幸せになる作品筆頭です!
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