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二人で歩いた幾春秋のhoneyhollowのレビュー・感想・評価

二人で歩いた幾春秋(1962年製作の映画)
4.5
印象的ないくつかの道=共に経る幾春秋。冒頭の再会の抱擁の引きショット。息子の高校入学式、身なりに気が引けていたのを息子に促されて親子三人で平行に走るとこたまらない。そして晴れやかなラスト。貧乏しかないのに、諦念に似た覚悟と佐田啓二と高峰秀子の夫婦の絶妙な馴染み具合が道に光をささせる。

喧嘩の際に「俺はお前が嫌だと思うから名前(とら江)で呼ばないんだがな」が定番の呼びかけが、絶対的な効果を持つ修羅場、よかったなー
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