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現代やくざ 人斬り与太のRenkonのレビュー・感想・評価

現代やくざ 人斬り与太(1972年製作の映画)
3.0
博打は弱いが喧嘩にゃ強い。愚連隊の番長沖田勇は、カツアゲ、スケコマシ悪いことはなんでもやった。
しかし町のヤクザに上納金を要求された沖田は、怒りのあまりヤクザを刺し殺してしまい刑務所に入れられる。そして5年後、男は街に戻って来たのだ、、!
監督深作欣二、主演菅原文太。
仁義なき戦いの名コンビによる作品だが、こっちの方が先に作られている。
誰かに服従することをトコトン嫌い、ヤクザを毛嫌いするチンピラ菅原文太が中々鮮烈だった。
若くて可愛い地井武男(カーペットみたいな服着てる)。
チームをまとめあげるお馴染み小池朝雄。
そして向こう見ずな彼を守るために、自分の組で面倒みようとする安藤昇がともかくカッコイイ。
神奈川出身の僕としては、昔の川崎駅前が出てきたシーンなんかは思わず身を乗り出しちゃいました。
「一度負け癖のついた犬はな、それっきり噛みつくことさえ忘れてしまうんだ」ってセリフもいいけど、
「美味しい汁だけがっぽり吸われておっぽり出されたって訳か」ってセリフも結構好きです。
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