しぇい

少年の町のしぇいのレビュー・感想・評価

少年の町(1938年製作の映画)
4.0
非行少年や身寄りのない少年達のための施設『少年の町』。

社会から厳しい目にさらされながらも、子どもを信じ、その施設を作ったフラナガン神父の実話です。

調べると、彼は日本での『赤い羽根募金』を提案した人とのこと。

さて、本作では、なんといってもフラナガン神父が魅力的でした!

友人とのコミカルなやりとり、子ども同士の喧嘩の諌め方などが独特で、決してお堅い人物としては描かれていません。

スペンサー・トレイシーが威厳がありつつ、おおらかな心を持つ神父を演じています。
「愛情深くて優しく、絶対的に信頼できる人」と感じさせるところが上手いです!

子役達の演技も素晴らしかったです。泣かせる演技というか、画面に引き込む力がありました。

こちらも調べると、主役の男の子は、のちに「ティファニーで朝食を」で日本人役を演じることになる彼でした👀
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