前半は面白かったし、面白そうになる予感があった。DQNな若者たちが起こす事件は本当にロクでもなく、完全に剥き出しの暴力と身勝手は見ていて激しい嫌悪感が起きる。見る分には面白いが、絶対に関わりたくない人種って感じ。そんな連中が互いに激しくぶつかる様は、不健康な気持ち良さがある。ただ、後半がかなり失速&とっ散らかっている印象。色々詰め込もうとし過ぎて、全部中途半端になっちゃってるかな…と思った。
この映画のキモは何と言ってもジャルジャルの2人を起用している所だろう。2人のコントを見れば分かる通り、芸人としては演技力は卓越しているものの、やはり本職の俳優と比較すると物足りないものを感じる部分があった。それでも全然違和感なく見れるし、特に後藤のかっこよさは本当に凄い。ただ黙って立っているだけで絵になっているし、また何か映画に出てくれないかなぁと思う。
