晴海通り

お葬式の晴海通りのレビュー・感想・評価

お葬式(1984年製作の映画)
3.6
あぁ日本の初夏、そしてお葬式。

大滝秀治の何とも言えない存在感がツボ。「三河じゃそうはせんのだけどなぁ…」と葬儀のやり方に口をはさみたがる(笑)

1人の死をきっかけに老若男女が集まる。遠い人・近い人、故人とは関係なく残された生きる人間はドラマを紡ぎ続ける。緑が騒ぐ季節で、明るい無常感が漂っていた。

幸い両親も健在だし、30代という年齢的にまだ自分は死と遠いところにいる気でいるけど、たまに自分のお葬式のことを考える。自分が主役だけどその場にはいない。何もコントロールできない。来てくれた人に感謝も伝えられない。だから生きているうちに大切な人は大切にしたいと心から思う。
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