ヴィムヴェンダースの代名詞とも言えるロードムービーの最初の一作。
パリテキサスの原型と言ったところかしら。
アリスは小生意気だが、発する言葉が妙に鋭く哲学的、見た目の可愛らしさも相まって彼女がいるだけで画が持つ。
自分探しをする主人公の青年(と言っても30代)はポロライドカメラでパシャパシャ写真を撮るが自分が写ってる写真はアリスが撮った一枚と物語の後半所謂プリクラで撮った一枚のみ。
台詞にもある通りこれ以降写真をあまり撮らなくなったのは、アリスとの旅を経てなんとなく自分を見つけることが出来たからだろうか?
でもまああまり小難しいことは主張せず匂わせる程度なので基本はゆるーく2人の旅を眺めてるだけで良いと思いまする。