都会のアリスの作品情報・感想・評価

「都会のアリス」に投稿された感想・評価

Lisa

Lisaの感想・評価

3.8
31歳と9歳のロードムービー。設定の時点で超すき。
途中までジム・ジャームッシュみあるなぁと思ってたけど、こっちの方が陰鬱で、こっちの方が何を観せられてるんだろう自分って気持ちになる笑、子どもは自由。だからこそ映画が華やぐ。
アリスの発言に気付かされたり、にやっとしちゃうフィリップのシーンが重なるたびに、愛が止まらなくなる。
アマゾンプライムにあったら何回も流し見するのになぁこれ。

バッファロー66の証明写真シーンはこの映画から拝借したんだ!ステキ。
Ueda

Uedaの感想・評価

4.0
パリテキサスの方が好きだが、旅する二人の相互的な関係性に重点を置いて描かれていて、何よりやはり子供のロードムービーでブチ上がる。子供と大人、身内と他人、その境界線が曖昧になる過程が旅にはあり、俺が芸人の旅番組を好きなのも多分そういう理由が少しあって、良い。あと旅には多分に人生のパラレルワールド的な側面があって、両世界における自分の一致と、結局の所理想と現実、そうした二項対立の融解と旅の終わりがアナロジーに捉えられるのが堪らない。人生とはそういうものだから、多分
ヴェンダースとの相性は微妙で、「パリ、テキサス」は好きだけど、「ベルリン・天使の詩」は何故か最後まで観れない。

70年代の彼の作品は初めて観たけれど、脚本を直しても尚、「ペーパー・ムーン」に似ているなぁと思うほど素朴な良さがある。

確かにジャームッシュ的な雰囲気はあるけれど、チャック・ベリーやジョン・フォードっていう、ロック、西部劇の象徴が直球で出てくるあたりがむしろヨーロッパの作家のアメリカに対する想いが見えてくるし、ロードムービーと言っても終始移動しているイメージのあるアメリカのそれとは違う印象を抱く。
最初から最後まで淡々ととても良かった!おぉ、、なんだろう、とりたてて何も起こらないのに締め付けられるこの感じ。ペーパームーンと似てる的な話もあるみたいだけど、個人的にはペーパームーンはバグダッドカフェ系で、これはパリ、テキサス系だから結構違うと思う(同じ監督だから当たり前か。)。


(備忘メモ)
→0’11”25辺り、特に何もないのだけど、音楽と、映像と、無言の感じが、泣きそうになる。0’22や0'34でも同じ音楽で、これ、音楽がやばいのか・・0’24”50頃が本当にもう。うぅ。。
→0’25-0’27頃の主人公とオランダ人母との会話、リアル。これ系大好き。存在とは、みたいな。
→0'36-0'37の望遠鏡の演出、ありがちそうだけど、音楽と間が相まって、切なさがじわじわ。。
→0'52の主人公の写真に女の子が映る演出!狙ってる感あるのになくてわりと好き。
→0'54、日本の歌謡曲的。笑
→0'56の女の子のTシャツ、スヌーピー笑
→1'30頃の、反射と光の加減がなんとも!
→最後テーマ音楽でとても良いけども、エンドロールがフォントとタイミング等若干謎だった。。
 ドイツ人のフィリップはアメリカで旅行記を書いている。ラジオもテレビもモーテルもアメリカを横断しても疲れてしまうだけだ。アメリカがかつて彼にとって羨望に映ったのかも自身を匿名の記号に変換し得る隠れ家になり得たのかも(それは「パリ、テキサス」のように。)あるいは、自身の創作的なモティベーションの行き詰まりかわからないが、深刻な彼の佇まいに怪しく鳴り響くカンのオフビートな音楽が相まってシンプルながら一筋縄でいかないロードムービーとなっている。とはいえ、アリスが彼の文章を「落書き」といったり、子供らしい振る舞いが作品の緩和剤になっている。「擬似家族」がテーマになっている作品も数多いが、本作での彼とアリスの関係性も面白い。アリスの視点に立ってみると彼女が大人になったときにこの一連のロードが決定多的な出来事を与えるのかな。そんな大層なものではないかもしれない。最後の列車が徐々に遠景で立ち去っていくシークエンスは小津を思い出してしまう。
anna

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3.6
記録用
か

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3.7
淡々と進むけれど退屈にならない
sae

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4.0
アリスがかわいい。
ゆったり見られるロードムービー。
よい、とにかくよいです!自己と他者の距離感。普遍的なモチーフをチャーミングに、派手さはなくとも名作。
mtmg

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3.9
特に何か大きな事が起こる訳ではないけど、だんだんと心を開いていく描写が良い。2人で泳ぎながら悪口言い合うシーンの字幕が独特で、「ヨボヨボ鳥」って良いワードセンスだなと思った。
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