ロストロストロスト/何もかも失われての作品情報・感想・評価

ロストロストロスト/何もかも失われて1949年製作の映画)

LOST, LOST, LOST

製作国:

上映時間:176分

3.6

「ロストロストロスト/何もかも失われて」に投稿された感想・評価

中庭

中庭の感想・評価

3.7
第5リールあたりからカメラが身軽に、すばやく動き回るようになる。ナレーションの私、あなた、あなたたち、彼、彼らの主体が失われ続ける、寄る辺なきメカスの言葉に耳をすました。フッテージが加速処理でまとめられる編集が割と多かったような。第6リールの、小規模なバカンスを楽しむ二人の女友達による海岸沿いの戯れはまさに至福の映像とか言いたくなる美しさ。とめどなく色合いを変え続ける海に、決して足を踏み入れずとどまり続ける、カメラを携えたメカスの姿が脳裏に焼き付いている。
リール3辺りから尿意と睡魔でガンギマリした。正直中盤あまり覚えてない、決して寝てないけど、いやたぶん。

にしても良い。早くもう一度観たい。

失われていくことは、それがどんな具体でも、特別なものだけが特別であってはいけない。全て等しく失われ、それを彼はパラダイスと呼んだ。

懐古でもなく、逃避でもなく、今もなお。
序盤2章は面白いがその後必ず寝るという前情報あったから寝ないことを意識して見たけど開始5分で寝た。そのあと2時間55分ほぼ寝ていて、結局序盤で寝ちゃったよ〜と友人に報告する夢を見ていた。追悼ショーで観に行ったのに作者に申し訳ない。また見たい。
momo

momoの感想・評価

-
予想とおり寝ましたが、国というのは場所ではなく、人の精神であるということや、人の私的記録をいま映画館で観ていること、なぜわたしはジョナスメカスを観ているのかということなどを考えさせられました
記憶→記録→物語→進む→詩→記憶記録物語詩の向こう側

いつかここにいた
今はここにいる

このレビューはネタバレを含みます

osakana

osakanaの感想・評価

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はじめに失われて
今度こそ失われなかったが
それでもやはり失われてしまった

いつかこの作品が、他の多くの作品の如く忘却の彼方を漂流する時が来たとしたら、これらの断片やメカスの話した言葉はたぶんあの海に還っていくのだろうけど
忘却に抗えずただ遺されてしまった個々の私達は、どうしよう

このレビューはネタバレを含みます

反復される円環と歩くイメージ、極端に寄って撮られる顔のクローズアップが印象だった。
「ウォールデン」とは違い、早回しはほとんど使われない。前半のリールで描かれる亡命者としてのメカスの側面があることにより、後半のリールの一見、幸せな様子にも、影の部分、失われたものへのノスタルジーとして映る。
ほとんど残っていない映画の断片の話がよかった。主人公の女性の目の前で自動車事故が起きる、結果として、それは夢だが、正夢で現実でも、同じく事故を目撃してしまう、女はそれを忘れようと公園を歩く。
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