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インファナル・アフェアのScreen7のレビュー・感想・評価

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)
3.8
潜入捜査官とマフィアの犬のトレード物語。何方も警察官とマフィアの顔の切替は完璧だが、マフィアが動けば警察も動き、警察が動けばマフィアも動くので、裏切り者が潜んでるのが判明。終始心臓に悪い空気が流れていますが、無駄のない102分。リメイク版のディパーテッドは過去鑑賞済でしたが、仏教の経典の描写や音楽の面において国の特徴が出ていて、新鮮な気持ちで楽しめました!オリジナルである本作は、よりドラマチックで情緒的な演出がされていたように思える。何より怒涛のラストシーンには鑑賞後ため息が止まらなくなる。この時こうだったら、いやそもそもこの時こうだったら…?とタラレバが止まりません。ビルの場面以降"悲しい"が感情の一番を占めてるのは間違いないんだけど、悔しさもすんごく強い。善人としての新たな自我に目覚めたところで、個人じゃなくて組織の持つ力が強すぎるとこうなるんだな、と遣る瀬無い気持ちに包まれます…。続編あるんですね!観ます。
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