ぬーたん

インファナル・アフェアのぬーたんのレビュー・感想・評価

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)
3.6
10年振り位の再鑑賞。
評価が高かった作品だが、初見当時はアジア映画そのものに興味がなかったので、巷程は響かなかった。
今回は時間が経ち過ぎたせいか、要所で古臭さを感じてしまった。
でもグイグイ引き込まれるストーリー展開の魅力は確かに感じた。
アイディアと斬新な展開、そして主役2人の男がかっこいい。
ただ、あまりにもトロい警察にも、重みがなくキレがないマフィアのボスもパっとしない。

トニー・レオンが潜入捜査官にしてはか弱い感じで、マフィアに見えない。
『ダブルフェイス』で西島秀俊が演じたが、顔も雰囲気もソックリね。
アンディ・ラウはいかにも悪そうな雰囲気だが、その行動は緊迫感に欠けていた。香川照之はこういう役がピッタリだが、イケメンでないのが残念だった。
ハリウッドリメイク『ディパーテッド』はレオが演じたが、カッコ良かった。作品としての出来はそれ程でもなかった気がする。大した印象に残っていない。
やはりハリウッド映画が好きなんで、贔屓目に見てしまう。
これだけリメイクされるということ自体、このオリジナルの出来が良く、観た者に衝撃を与えたという証拠だろう。
しかし、この内容で100分は描き足りない。
この2人のキャラ、内面、足跡などが分からないので、どうも今一つ感情移入が難しかった。
そこらへんは続編で…ということかしら?
ⅡとⅢは未見なので、観てみようかな。
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