いののん

インファナル・アフェアのいののんのレビュー・感想・評価

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)
4.2
今さらかもしれへんけど、「ディパーテッド」を観終えてから初めて知った作品。オリジナルのこちらを観て、今、思うこと。どっちも好きだ。それって幸せなことだ。


(↓使い方は間違ってるけど)
①トニー・レオン≧レオナルド・ディカプリオ
②アンディ・ラウ>マット・デイモン
③マフィアのボス:甲乙つけがたし(どっちも好き)
④警察の上司:甲乙つけがたし(どっちも好き)
⑤映画館:衝撃的なのはジャック・ニコルソン!
⑥ラスト:ディパーテッドの方が溜飲が下がる
⑦宗教観の違いが作風にもあらわれているのかな
今作は、仏教にはじまり仏教に終わる。いや、無間地獄なので終わりにならない。終われない。


*マフィアのボスがちょっと笑える感じがするのも、かえって凄みが増していい。用心棒をしてた2人が、通りを行き来する人たちを警官かどうかをあてる会話をする場面、「ディパーテッド」での好きなシーンのひとつだけど、元のこちらの作品にもちゃんとあって嬉しい。というか、ああ、これも元ネタにあったんだと驚くことばかりだった。短い尺のなか、アジア風味のスタイリッシュさでモンスーンの如く感情を揺さぶる。トニー・レオンが序盤でする敬礼。アンディ・ラウが終盤でする敬礼。
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