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はなればなれにのmikoyan358のレビュー・感想・評価

はなればなれに(1964年製作の映画)
4.5
パリ旅行の予習鑑賞分。ルーヴル美術館に行くからには「早巡り世界記録」を樹立した(笑)このゴダール先生の映画は絶対また観ておかねば!と思っていたし、実際に3人が駆け抜けた「サモトラケのニケ」や「ホラティウス兄弟の誓い(途中で大写しになる絵)」などもじっくり見られ、あ~アンナ・カリーナがここにいたのか~と感慨深く映画の中に入り込んだ気になれた。鑑賞時間は彼らの30倍くらいだったが...w 惜しむらくはマディソンダンスを踊っていたレストランを突き止めてアンナくらいに力の抜けた感じで踊ってみたかったのだが、ロケ地特定の手掛かりが無さ過ぎた...次回への宿題として取っておきつつ、またその時にこれを観て彼らの飛びぬけた若さと奔放さを少しでも追体験できるような元気は保っておきたいと思う。

2017/9/22鑑賞
友人から紹介され「女は女である」に引き続いてこの作品を観たが、この2本で今までジャン=リュック・ゴダールという人に抱いていたイメージががらりと転換した(笑)。お金を奪い取るというサスペンス要素は一応あるが、それよりもキュート極まりないアンナ・カリーナ(個人的に「女は~」に続いて連敗w)を巡る男2人のお前ら小学生か!という鞘当て、そしてダンスやルーブル駆け抜けなど一見すると青臭いのに観れば観るほど頭から離れなくなる瑞々しさ溢れるシーンの数々で、爽やかに映画の中を駆け抜けることができた。もしかしてこれはゴダールのファンになった...のか?
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