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さようならCPのWhoのレビュー・感想・評価

さようならCP(1972年製作の映画)
3.6
悪いけど、脳性麻痺の話づらそうな口調と当時の録音じゃ何を言ってるのかほとんどわからなかった。
ただ、たまに聞き取れる内容と同時進行の映像から大体の察しはつくね。
障害者だって差別はされたくないのと、何で自分ばっかりこんな大変な身体に生まれてきてってのと、とにかくやりきれない思いが伝わってはくるんだけど、その障害を武器に何でもかんでもやってる感じだった。
募金活動したり、地面這いつくばってたり、とにかく自分を見てほしい、障害者だけど同じ人間だぞと。
それはみんなわかってるし、気の毒だとは思ってるけど、いったいどうして欲しいのかわからなかったな。もはやヤケクソで、自分で自分を障害者だぞって差別してるように見えたけどね。
これ見て思い出したのが、たまに渋谷とか新宿とか原宿ら辺にいる、片足が義足のおっさん。
事故で足を無くして仕事も家族も無くしました、募金してくださいって、ダンボールに書いて座ってんだけど、違うだろそれはって思うよね!オマケに女子大生みたいなやつが隣に座って、募金お願いしますって必死で騒いでんの見たときは、本物のバカか本物の偽善者だなって思ったね。
あんたと同じ状況か、もっと大変な状況でも頑張ってる人はいくらでもいるぞ!と。大体その義足の体で新宿、原宿、渋谷って移動してる暇あったら仕事できんじゃないの?って!
結局、その不自由な体をどうにかするのは内面次第なんじゃないかと思いました!
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