ぶっ飛び設定の異色ウエスタンアクション(゜ロ゜;
幼少時から暗殺集団“悲しき笛”の戦士となるために修行を重ねてきた寡黙な男(ドンゴン)。
敵最後の生き残りである赤ん坊を始末できなかった彼は、赤ん坊を連れ新たな人生を踏み出す。
チャン・ドンゴンのハリウッドデビュー作になります(*^^*)全編英語劇。
ストーリーは日本お得意の「抜け忍もの」で、最強の暗殺者(ドンゴン)は、アメリカっぽい国へ赤ちゃんとともに逃げ、人口50人の廃れた町でクリーニング屋を営みながら平和に暮らす…
そこへ、ならず者集団やドンゴンの追っ手が襲撃し…
本作のイ・スンム監督は長編デビュー作で予算は当時のレートで40億円(゜ロ゜;
しかし、アメリカでの興行収入は5億円ほどと大惨敗(*_*;
評価は悪くないのですが、キワモノなので誰も観ないという(苦笑)
個人的には大好き映画でレンタル後、すぐBlu-ray購入!!
日本でも不人気の本作の魅力ですが…
1.赤ちゃん映画の最高峰!!
これほど赤ちゃんの使い方、演技、かわいさが素晴らしい映画は近年観たことありません(゜ロ゜;
2.スタイリッシュなアクション
基本、ドンゴンの日本刀(なぜか(笑))vsならず者の銃撃戦。
スローとCGやワイヤーアクションは使ってますが、なかなか(^^)
ガイ・リッチー版「シャーロックホームズ」をさらにスタイリッシュにした感じです。
3.癖のある役者陣
ヒロインにケイト・ボスワース!二刀流にナイフ投げ!!
町の酔いどれ親父にまさかのジェフリー・ラッシュ(*_*;
酔っ払いですが、実は凄腕の○○と美味しい役で重要な戦力になります(゜ロ゜;
ならず者ボスに「ウルヴァリン」「タイタン…」シリーズのダニー・ヒューストン、暗殺団ボスに「男たちの挽歌」のティ・ロンと映画ファンは必見!!
また、ならず者200人くらいvsドンゴン&街のサーカス団vs暗殺者部隊の最終決戦はさすが40億円(゜ロ゜;どっかんどっかんです!!
抜け忍設定にこてこてのマカロニウエスタン展開&殺陣、ファンタジー的世界観といわゆる「珍作」です(*_*;
10年後くらいにはカルト化してると思うんですが(^^)たぶん…
もったいないのは、セル版の特典に入っている未公開シーン集。
赤ちゃんが大きくなった後日談やサーカス団&トニーコックスvsならず者の活躍が入ってるんですが、これはカットしないで本編に入れるべきだったかも( ´△`)
本作も血まみれドンゴンが見れるので、「泣く男」を観たらこちらもどうぞ(^^;