アギゴン

ショート・カッツのアギゴンのレビュー・感想・評価

ショート・カッツ(1993年製作の映画)
3.4
どこか歪みを抱えた、数家族の
群像劇。
それぞれの家族の問題がシリアスに、そしてコミカルに描かれていた。
それぞれバラバラな家族の話がいつしかひとつに繋がっていくという感じ…。
出演した俳優陣はジャック・レモンをはじめ錚々たる顔ぶれ
アンディ・マクダウェル。ジュリアン・ムーア。アン・アーチャー。ジェニファージェイソン・リー。
「ノマドランド」のフランシス・マクドーマンドなどなど…変わりどころではヒューイ・ルイスも!
こんなに凄い演者たちなのに、何故か物語には特別性を感じず、ちょっとイカれたアメリカ社会を垣間見たような…そんな作品だった。
この作品でまともだったのは、夫がニュースキャスターで、妻をアンディ・マクダウェルが演じた
大切な息子を亡くしてしまった家族だけだった気がする。
何よりもまともじゃないと感じたのが上映時間だった😆このストーリーの内容で3時間は長い😓
しかしながら、見るのが、ダレ始めた頃に、チョロっと差し込まれる映像があったから、最後まで持ちこたえられたような気がする。
例えばジェニファーの育児しながらの、テレフォンセックスシーンや、ジュースが溢れ濡れてしまったスカートを脱いで、ドライヤーで乾かしながら、夫と口論する、下半身丸出しのジュリアン・ムーア。ここはもうそれしか目に入りません😅
ノマドランドで、飾り気のない初老の女性を演じたフランシス・マクドーマンがこの作品では色っぽくて美しかったのに驚き。
川釣に出かけ川面に向かって放尿するヒューイ・ルイスのレアなシーンが見れた。(ここでやっとヒューイ・ルイスだと認識😅)
その川のシーンに、「きえ〜💦」っと驚かされるシーンでもあったのに…ただただ男たちの対応にムカムカするだけ。

何かを期待させる話の展開があるのかと思いきや、期待を上回ることも無く、最後の最後はなんでそんなことに…と、驚愕とも言えない、気持ちが冷めていく終わり方に愕然と言う感じ…。特に何も残らない作品だった。

唯一ホッとしたのは、わんこ帰宅出来て良かったわε-(´∀`*)ホッ
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