こめっと

アナスタシアのこめっとのネタバレレビュー・内容・結末

アナスタシア(1997年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

アニメーションがとにかく綺麗。
セルからCGに変わった辺りなのかCGにも関わらずかなり熱の入った作り。
今までセルにかかってた時間をそのまま全部CGに注ぎ込んだのかってくらい手間かかってそう。
背景が油絵みたいに重ったるいけどそこがイイ。
キャラクターが細かくぬるぬる滑らかに動く。
タッチはディズニーっぽいがFOX。
FOXにもアニメーションに力を入れてた時代があったのか~。
やっぱり映画といえば20世紀FOX!のあのロゴアニメーション!の私としては買い取られてしまった今が寂しくもあるなぁ…。脱線。

衣装も可愛いしキャラデザも好き。俳優、声優の演技も好き。クリストファーロイドが全然ぽくない。気付かなかった。
わざとらいと言う程じゃないのにキャラクター達の感情の機微が分かりやすくで良い。
皇后が、謝礼を受け取らなかったディミトリを気に入ったシーンで「王宮から逃がしてくれて、私たちを引き合わせてくれた、その上彼女の将来を思った分別も持ち合わせている」と顔で語っているようで表現に感心した。皇后が一番イイキャラかしてるかも。(笑)

ストーリーがどうというよりアニメーション変革軌跡というか、映像を楽しめる。それに音楽も良い。
アニメーションだけで終わるのが勿体無いくらい綺麗なナンバーが揃ってるし編成が良いと思うので舞台にしたらとても映えるんじゃないかな。

なかなか気に入った。
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