アァーーーーーー

彼女たちの舞台のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

彼女たちの舞台(1988年製作の映画)
4.0
ジャックリュベット3本目。

舞台学校に通いながら共同生活をする女性達の淡々と流れていく生活。
女性らしい会話が楽しそうでありつつも文化の違いがあってか難しく感じるし、
舞台上で行われるセリフの内容も意味がある様な気がして理解したいが故、
また、2時間40分もある映画とあって、
非ーーーーー常に体力のいる映画だった。
そこは観賞を終えるまでに3日間も要してしまったぐらい。(もちろんズーーーッと見っぱなしではなく、何度も睡魔と寝落ち、巻き戻し、見直しを繰り返して。そして延滞している事を忘れる失態。)

同監督の、
「セリーヌとジョリーは船で行く」
「北の橋」
に比べてカメラワークには手ブレがなく、ワザとやってる様な素人臭さやインディ感、そして独特のアバンギャルドさもなく、全体的にしっかりとした印象ながら、
出だしから時折挟まれる電車の音や電車のシーン、そして何気ない会話や舞台のセリフにも作者の意図があるようで、
最後までそれが「何か」は理解できなかった。

とにかく、
共同生活をする個性的な女性4人と恋人の元に移住するもう一人。
そしてジャックリュベット常連のビルオジェ。
毎回遅刻してくる女性。
など、
全員が着こなすファッションを含めて、いつものジャックリュベットらしさがあり、女性が多い分、釘付けのまま終わった印象。
それでも話の大筋は掴めたし、相変わらずのタイム感やぶった斬り感は残されていて、唸る部分は多い。

ジャックリュベットの映画に出てくる女性は第一印象凄くカワイイとか美しいとかはないんだけど、映画を通じて物凄く魅力的になっていく人ばかりだなぁ。


映画を理解する為に評を読んでからもう一回見たいと思う。
アァーーーーーー

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