リリイ・シュシュのすべての作品情報・感想・評価

「リリイ・シュシュのすべて」に投稿された感想・評価

序盤★3.5 中盤★2 終盤★3

まあ岩井版『エヴァ』ですよね。

序盤に想った、こういうクソガキどもには虫唾が走るけど我慢して観るか…。
思春期の陰の部分、繊細で脆く闇を抱えた
このクソ中坊たちがどう不器用ながらも真っ当に変わって行くのか…?

その期待も虚しく、終始クソガキどもは更生する素振りもなく行動がエスカレートして陰湿になる。
別に鬱屈としたものは嫌いではないので、
ここまでするならもっと『救いのない』展開を期待し、
まあそこそこええ感じに暗く闇に病むような展開で、
琴線に触れる面もあれば、
嫌悪感しか抱かない面もあり、
世界観は好きなだけに非常に惜しい作品。

15年以上前の作品なんで、
オラオラ系演技のイメージしかない市原隼人さんが危うい14歳の主人公を見事に演じ、
まだあどけなさが残る蒼井優ちゃんや高橋一生さんとかも出てきて驚いた。

2017年285本目
makico

makicoの感想・評価

5.0
すごい透明感。瑞々しく叙情的であまりに美しい映像が焼き付いて離れない。
どうしようもない毎日の中でも、主人公をはじめとする皆が、自分の居場所、一縷の希望を心のどこかで信じ求めていた。けれど淡い期待は一通り失望に終わる。
思春期の閉塞感に支配された各々の救いのない日常は、間違いなく辛く暗く心は重いのだけれど、その中に描かれる輝きは堪らなく綺麗で、光を求めて踠く痛みすら美しく映されていた。そうした全てが正にタイトルそのもので、戸惑うほど胸に響く。
いつまでも消えてほしくない、そんな余韻が残る。大好きな作品。
すず

すずの感想・評価

-
観たのはもう10年以上前かな、、今見たらまた解釈違うと思う
yuuki

yuukiの感想・評価

3.1
岩井修二の作品はだいたい好き。
「地味に」深くて考えさせられる感じが堪らない。
ただ、トラウマと聞くこの作品はわたしにとっても、すこし重たかった。
Shintaro

Shintaroの感想・評価

5.0
[メモ]
存在を示すために叫ぶ
声なき悲鳴
理解されたい
世界と自分との隔たりに苦しみ、その隔たりをエーテルとしてリリイは表現してくれる
彼らにとって唯一の理解者に見えたのかもしれない

クラスの雰囲気、電脳空間、噂、確固たる理由のないもの、あらゆる虚構・見えないものがエーテルを通して現実世界に影響する。色彩を持って現れる。
虚構=想像=自分

虚構でも現実でもないその間の安らぎの場所、現実逃避と言い換えるとあまりに陳腐だが、リリイ・シュシュはそういった見えない場所「エーテル」を具現化する人。

思春期の人間が自分と世界との間に感じる「変な音」。「音じゃないかも」しれないモノ。それを悩みだとか中二病だとかいう言葉に矮小化せずに、この映画ではエーテルそしてリリイ・シュシュというモチーフを通して丁寧に表現される。
ゆーいちには、その音がハウリングを起こして知覚できるほどゲロ吐くほどデカくなった

「エーテルが汚れる」はニセモノ

リリイ・シュシュのすべて
=自分と世界との間にあるもののすべて
現実は虚構のようであり、虚構は現実になり、14歳のリアルはエーテルだけ

「緑」は何を表すのか
中学生で観て以来、いい意味でも悪い意味でもトラウマ映画。
未だに、忍成修吾さん怖いもん。笑

蒼井優、すごい。
出てくる人みんな痛々しい。暗い。

見終わったあとしばらくは
ベットの上でひたすらウォークマンでサリュ聴いて真似っこしてたわ。
たまに観たくなる。
Salyu、いや、リリィ・シュシュを思い出すと無性に見たくなった。

表現力が凄すぎてまだ中学生だった私には抱えるものが大きすぎた。
ユウ

ユウの感想・評価

4.2
私が味わえない青春思春期
反吐が出そうな終わり
でもなぜか惹かれる
死にそうな時にまた観るのだと思う
elie

elieの感想・評価

3.8

"西暦2000年 14歳 灰色の時代
田園の緑だけが 不毛なくらいまぶしい"


明るい時も暗い時も
緑なシーンが多く印象的に残る
美しい音楽と美しい緑に反して
内容がとにかく重かったです...
なんともリアル
若かりし市原隼人と蒼井優ちゃんが
清らかすぎる素材が故に
負の連鎖とどす黒い世界に汚されて
堕ちていく感じをみるのが余計に苦しかった
キンキが好きだったあの子を返して〜
そして伊藤歩さんには
いつもどこか惹かれるものがある
彼女は強かったなぁ

これは好き嫌い分かれそうだけど
私はまたふと思い出して
観たくなるかもしれない
そんな作品でした 🍏.
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