ペコリンゴ

真夜中のカーボーイのペコリンゴのレビュー・感想・評価

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)
3.8
記録。
大都会ニューヨークの片隅、ジゴロを夢見た素朴なカウボーイと身体の不自由なペテン師の不思議な友情と待ち受ける悲劇。

騙し、盗み、女を食い物にしようとするも、孤独と貧しく底辺で足掻き続ける生き方しか教えてくれない都会の無慈悲さ、或いはそのようにしか生きられない自己の愚かさ。

まさにアメリカン・ニューシネマの代表作。アメリカン・ドリームの対極と言える結末と、夢破れる都会のシビアで冷たい感触、繰り返し流れる主題歌「Everybody’s Talkin’」が印象的。

ちょっとだけウルトラ怪獣が出てくるのも特撮ファン的にはニヤリ。