こひた

真夜中のカーボーイのこひたのレビュー・感想・評価

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)
4.0
都会で揉まれた地方出身者に刺さりがち映画。

回想つっこみまくり演出。飲食やめて都会の男娼で一山あてようとする田舎者。夜行バスで照明とかのトラブルめんどいあるある。NYのラジオだ!って浮かれ。マンハッタンを南部まんまで歩くのすごい浮くな。都会は行き倒れに冷淡。エッチ中にテレビのザッピング挿入は、連続時間で制約があったこととか影響してそう。娼婦は娼婦でプライドがあるからめんどい。マネージャーと顔役。通り歩くだけで面白いホフマン。男に引き合わせるだけであわててエレベーター。孤独演説で壁ドンされる笑。モノクロ電車追走。都会の孤独に侵された人間たちをまだ理解してない、って部分か。スーツケースすら宿代の質に入れられ。靴下までひっくり返して64セント。このカマーン真似する人多かったろうな。ボロ屋と届かない夢。都会にやられて悪夢に、今度は泊めてもらっといて過剰な不信、腐れ縁なのに優しい。俺の場所では正しい名前を呼べ、新移民の名前は発音しにくいってのいろいろ鬱憤あるだろうな。人生に必要な日光とココナッツミルクがあるのはマイアミ。金持ち女は今時カウボーイなんて笑ってるよ、って現実、反論も訛りまくってるのが味がある。妊婦に親切とみせかけて洗濯物を。靴磨き道具パクってたら警察くるわ客増えるわ、教科書通りのconflict。ハンサムやろ?ノットバッド。成功妄想じゃ足が治る。兵役帰り。生まれ変わるならお前の身体はごめんだな。death is like a heroin、サイケパーティ。リッツォ居心地わるいな。カップルと思われるくらい仲良しに見えるのか。散々うまくいかなかったのに、あんないい加減な導入で20ドルも、オバマケアがやっぱり欲しくなる(笑)。棍棒のない警官、勃たない男娼。単語ゲームでhey pay lay or gayっていじり。口コミが結局強いってのは今と一緒。ここからって時になあ。スープも満足に飲めない。「歩けなくなったらどうなる?」。旅の守り神。受話器おしつけ。余命幾許なのに「新しいやつにはみんなリコだぞ、いいな」っての笑えるけど悲しい。はー、カーボーイの格好捨てた成長。出会った時に鳥のシャツ、今はヤシのシャツを着せてあげる。nothing else we can do.
こひた

こひた