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真夜中のカーボーイのArispのネタバレレビュー・内容・結末

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

とても悲しいお話。かといって泣けるわけでもない。苦しい。やっぱり体は資本だな。なにも死ぬことはなかったんだ。タバコをひっつかんで投げ捨ててやりたかった。食べてくための金があるというのはなんと幸せなことか。働くには健康な体。それさえあれば生き抜いていける。

ラッツォの薄汚いドブネズミみたいな小さな後ろ姿も、ジョーの人懐っこい笑顔も、ニューヨークでは誰も気にとめない。世間は冷たい。その中でジョーとラッツォはやさしい。ずるく生きていてもやっぱり優しいから、それだけが救い。
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