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真夜中のカーボーイのWestRiverのレビュー・感想・評価

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)
3.9
凄く面白い映画でした。

貴婦人相手に売春をして金を稼ごうと、テキサスの田舎から大都会NYにやってきた全身コテコテのカウボーイ姿をした男。

夢の都会生活に目を輝かせますが、都会の人は冷たいです。彼にそっぽを向く人ばかり。結局上手くいかず、脚の不自由なイタリア系アメリカ人リコとともにボロッボロのアパートで底辺暮らしを強いられ、盗みなどをしながら生計を立てます。

リコに売春の斡旋を依頼しながら、ようやくチャンスを掴みますが、リコが病気になり、どんどんと衰弱していってしまいます。

都会にいると孤独を感じる方は多いようですね。僕は生まれてからずっと東京都民なのでそれが普通でしたが、田舎出身の友人が「都民は冷たい」と言っていたのを思い出しました。
NYでは道端で人が倒れていても誰も気にしないなんて話す人もいるそうです。

都会に幻想を抱くのは辞めましょう。今やインターネットで何でも買える時代。都会暮らしなんて大したメリット無いですよ。
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