みのもんたの「ファイナルアンサー!?」が流行語にもなったクイズ番組「クイズ$ミリオネア」。
元々はイギリス発祥の番組で、その後、世界各地でそれぞれ番組が制作されるほど旋風を起こしたのだが、もう日本版が放送終了して、10年以上経つのね……時の流れは早い。
その番組を舞台にしたのが本作で、作品賞をはじめその年のアカデミー賞の8部門に輝いた。
公開当時に観たときは、「こういうポップな雰囲気の映画でも作品賞を取れるんだなぁ」と思った記憶がある。
何しろ前年のオスカーの作品賞が「ノーカントリー」なわけで、そのギャップからふとそんなことを思った。
もしちゃんと教育を受けたこともないスラム街出身の青年が難関クイズ番組で勝ち続けたら?
……と、下手したらワンアイディアだけで終わっちゃいそうなところを、スタイリッシュな映像と編集でカバーしているのは見事だと思った。
それにしても日本でもこのような実際にあるクイズ番組を舞台にした映画に作れないもんかねと思っていたところ、どっかのライターさんが配給会社のギャガに「スラムドッグ¥アタック25」は有り得るのか?と質問している記事を発見(笑)。
やっぱおんなじこと考える人ってこの世の中にいるのね。
ちなみに私ゃ「スラムドッグ¥ご長寿早押しクイズ」というのがあったら、ちと観てみたい(賞金関係ないが)。