なんか思ってたのと違った感は拭えないな。
クイズやその駆け引きではなく、ジャマールの壮絶な生い立ちへのフォーカスがメインなのね。
スラム、恐るべし。
なかなか惨くて慄いた。
どんな逆境でもラティカへの愛は揺るぎなく、兄も認めるその一貫性はさすがでございますが、
自分で掴み取った感はなかなかないですよね、まあ冒頭初っ端の4択クイズの解答からしてそういうことなんやろけども。
だからかな〜、言葉通り“運命”だったと畳むと、あまり本作品に対する語りドコロは少ないように窺える。
あの美声の盲目少年の言う通りよ、幸運か不運か、不可抗力なんだなと、ね。
壮絶生い立ち云々は開いた口が塞がらないような胸糞さも度々あって個人的見所はそちらに移ったかな。
しかしジャマールよ、大団円ハッピーエンドみたいな感じになってましたが、おじさん今後あなたが成り上がり金持ちで名が知れてる分、身の危険も高まるんじゃねえかと勝手に心配してまいますよ...
偶然の幸せは揺り戻しが怖いなと私の主観でございます。