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スラムドッグ$ミリオネアのtamaのレビュー・感想・評価

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)
3.2
インドの貧困層、スラムの過酷さを描きつつ、どこか夢物語的でありラストはちゃんとインド映画らしい締めで結局楽しい気分にしてくれる映画。
インド旅行した時に経験した貧困層の子どもたちの物乞いとか思い出していたたまれない気持ちになった。
あと裏話的なのだけど、子役たちのギャラは親が使ってしまわぬよう16歳になったら払う契約だったとか、女の子の子役の子は父親にその後高値で外国に売られそうになったとか出てきて、いかにこっちのモラルは貧困から離れたところでできたかを痛感するものがあった。
インドのスラムの悲惨さ、ある種のえげつないほどのたくましさ、それでも映画では楽しく踊る陽気さ、色々と感慨深い作品だった。
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