Moeka

これがロシヤだ/カメラを持った男のMoekaのレビュー・感想・評価

3.9
授業にて鑑賞。ソ連時代の街を切り取った実験的サイレント映画でありプロパガンダ映画。力強いモンタージュや音楽の使い方、都市が意思を持って動いているように見える魅せ方が新鮮だ。マザー・ロシアを意味する美しい女性、クリーンなロシアとばかりに彼女を洗い、瞳と共にブラインドとレンズが開閉する。電車が迫り来るシーンは今見ても圧巻。映画には色濃い政治や戦争がなければ技術も発展しなかったと思うといつもおかしな気持ちだ。
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