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フェノミナンのレクのレビュー・感想・評価

フェノミナン(1996年製作の映画)
3.5
キャッチコピー『人生には、説明できない不思議がある』
SFファンタジーから人間ドラマへと変化する物語にも心暖まる不思議な魅力がある。
自分にとって大切な人と大切な時間を過ごすことが人生における大切なことなのではないだろうか。

‪「PHENOMENON」の意味は現象、驚異、不思議なもの、非凡な人。‬
‪それらが見事に纏まった作品。‬
好きな人を思い続ける姿も、超能力を得ても普段と変わらない姿も主人公の純粋さ故。
それと対比するように排外的な人間の醜さが描かれる。
ラストで流れるエリック・クラプトンの『Change the World』が最高。

主人公を襲ったのは恐らく"後天性サヴァン症候群"。
脳への衝撃(今作では脳腫瘍)により、全く興味のなかった分野でずば抜けた才能を発揮する。
これは特殊能力ではなく、脳細胞の活性化による潜在能力の開花とされている。
ちなみにサヴァンとは碩学、つまり専門分野で知識が深いことを意味する言葉。
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