みおこし

春の珍事のみおこしのレビュー・感想・評価

春の珍事(1949年製作の映画)
3.2
なんとも言えない珍作をレンタルしてみました(笑)。『失われた週末』でおなじみのレイ・ミランド主演のコメディ。

化学の教授のバーノンは、無類の野球好き。ある日、研究室での爆発を起こして実験に失敗するが、その際に思いがけずまるで磁石のように木材に反発する液体を発明してしまう。その液体をボールに塗って投げると、木製バットをよけることに気づいた彼は、メジャーリーグに自らを売り込んで絶対に三振させられる選手として名を馳せるようになるのだが…。

あらすじ書いてるだけで面白い(笑)。まるで『巨人の星』や『アタックNo.1』の世界ですが、三振空振りをとりまくって相手を慌てふためかせるバーノンの様子はほとんどコント番組状態。当時の撮影技術の関係もあると思うのですが、ボールがバットを避けるときのヒョイって動きが違和感ありありでそれだけでも笑っちゃう…!!
凄腕ピッチャーとして台頭するも、だんだん慢心してきて周りの人を顧みられなくなったバーノンが本当に大切なことに気づく…というあらすじもありがちではあるのですが、ラストは大団円でほっこりしました。

ほんとにタイトルそのまんまの内容でレビューを書くのが難しい…(笑)。
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