マリアは間違いなく、紺野さんがどうやって糊口を凌いでいたか、知っていたんだろう
でも知らぬふりをして、真実から目を背けて生きていたんだと思う
そんな形でもいいから、幸せを抱きしめていないと、ダメになってしまう程にギリギリの状態だったんだろう
それを主人公が、若気の至りとはいえ
ドヤ顔で突きつける様には、さすがにイラッとしてしまったけど。
でも、「リンダリンダ」の歌詞のような美しさがあるラストシーン、
彼女はまた、小さい幸せをかき集めながら生きることを続けていて
『死ぬことを諦める』という、ギリギリのラインでもいいから、
とにかく『生きる』ことの、強さと、美しさを感じました。
蟹江敬三が留置所で歌うシーン、たまらなく好きだ