Aya

アラビアのロレンスのAyaのレビュー・感想・評価

アラビアのロレンス(1962年製作の映画)
3.5
大作ってこういうものを言うんだと思い知らされる映画。この作品を作るのに費やされた労力、時間、お金、それを突き付けられる。価値観も多様化してコスト削減を映像技術で補わされる現代には絶対に作れない作品。

ピーター・オトゥールの金色の髪と碧い目が色のない砂漠の風景に映えて本当に美しい。作品の後半で精神が崩壊していくところ、仲間になれた全てを置いて帰郷してしまうところ、多くを語らない無骨なストーリーがとてもクラシックでした。

中東地理や歴史に全く詳しくないので中々付いていけていないところもあったので、また勉強して見直したいと思いました。アラブの価値観は本当にわからない。きっとアラブ人以外の人にそれが全くわからないから、今も変わらず中東で問題が燻り続けてるんだろうなと思いました。オスマン帝国時代にこんなイギリス人が実在したとは信じられないです。

それにしても外部ディスクメモリの容量は技術の進歩でどんどん増えてるのに、なぜ長い映像を1枚のディスクに納められないんですかね。この作品に限らず、intermissionでディスク変える現実に引き戻されるのが本当にイヤ。
Aya

Aya