よつぎドール

犬神家の一族のよつぎドールのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(2006年製作の映画)
3.5
よーし、わかったー✊

キャスト陣がすごい。
リメイクだけど、犬神家を初めて見た。

そして理解した。
矢部謙三の全てを。

よーし、わかったー✊という矢部謙三。
色々なオマージュ。パロディ。
全てが繋がった。
思い出して笑ってしまった。

あ、レビューだレビュー💦

古典!
これが色々な作品の元だったりするんだなあと感慨深い気持ちになった。
※言うまでもなく、ミステリーは素晴らしい古典があります😅でも、ボヘミアのー、アイリーンがー、みたいな話はズレるからやめておきます。

しかし、今なら、はじめちゃんやコナン君が未然に防ぎそうな場面も、昔は成立していたのね、なるほどなあ。

だって、ラストは誰もが、そうなることを今は想像つくもんさ😅

犯人云々の話じゃなくて。
あのラストは多分99%の人が今の時代なら察するはず。

うん、1970年代前半にこんな物語が書かれたなんていうのはすごいことですよ。

今はオマージュやパロディで、笑いのネタになる、湖から足だけ生えてるのも、当時はさぞかし衝撃的だったはず。
※主にTRICK😂

いやはやすごい。

もちろん今を知ってる私。
今の視点から見たら、他に秀作はたくさんある。

だけれども!
これはすごいと思う。
素直に驚嘆する。

こういうリメイクはありだよなあ。
もっとやって欲しいなと感じた。


__おまけ 徒然なる戯言__
仮面について。

仮面といえば、地下に迷宮作って、音楽作ってる自称天使な人さらいのおっさんこそ、The 仮面よね。
いや、ロイドウェバーは案外最近の作品なんだよな。犬神家の方が古いという。

そういや、古典といえば!
先に書いた、ボヘミアの〜では、ホームズが即座に仮面人間を見抜いたなんて話がある。

顔を隠すってのは何かこう、いいですな😏←謎感想

仮面ってミステリー、サスペンスには不可欠なツールだし、別の自分になれる、最強のアイテムかもしれないですね。

と書いていて、
仮面の民俗学を思い出した💦
神にもなれる!神から人になる!
文化風習で変わる云々。

あと、民俗学の先生が仮面について解説していた記憶なども今思い出した。
別人格が憑依!みたいな能舞台の話とか。
専門外だけどかなり、興味深く聞いたなあと。

やはり別人格になるためのツールであり、奇妙さや不安感を増大させるために必須なんだろなあ。

ふむ、仮面ってすごい。

なるほど、だから私は仮面ライダーが好きなのか←絶対嘘。

しかし、某はじめちゃんが主人公の事件簿には必ず、奇妙な仮面男やらが出てくるよね。
※REDRAMやら、怪盗紳士やら(もはや準レギュラー的)いや地獄の傀儡師だな。高遠との戦い、それが金田一の最近か。

やはり、本作はそれらの元だよねえ。
奇妙な仮面が出る、これが普通になった現在の作品の、元の話の一つってことすらを良く知らなかった自身の無知を恥じてるなう。

まだまだ知らないことだらけだから、たくさん見なくては、と感じた作品でした⭐︎

よし、雑にまとめ上げた!