Azuという名のブシェミ夫人

バルスーズのAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

バルスーズ(1973年製作の映画)
3.8
世間のSW旋風お構いなしにフランス映画を楽しんでおります。

40年以上前の作品だけれど古臭さがなく、こういうどうしようもない青年コンビの荒唐無稽なロードムービーというのはいつの時代も不変であるのだなと。
始まりから終わりまで、とにかく走って走って走りまくって逃げたおす男二人。
やってることと言ったら、車泥棒、強盗、セックスだけ。
これをひたすら繰り返してるだけの最低でしょうもない二人組なんだけど、なんでだか憎めない。
ほんと何なの?
反省なんかちっともしないし、風の向くまま気の向くままヤリたい放題ヤッてるだけの奴らなのに。
別に作品に意味やメッセージなんか要らないぜって開き直ったかのような奔放なフランスっぽさがイイよね。

ジェラール・ドパルデューが若くて、おおっとなったのも束の間ミュウミュウ、ブリジット・フォッセー、ジャンヌ・モローにイザベル・ユペールと豪華女優陣が次々現れるので観ていて飽きません。
ミュウミュウなんて服着てる時間の方が短い位、終始ヌード。
他の女優さんも体当たり演技だし、フランス女優は脱ぎっぷりが凄いですね。
ミュウミュウが演じているマリーの扱いが雑で、川に投げ込まれた時は笑ってしまった。
あの時の3人はなんだか微笑ましくて可愛かったな。
ジャンヌ・モローのパートだけはまるで別の映画の様な不思議な空気感が流れていて、大人な雰囲気が素敵でした。
かなり衝撃でしたけれどもね。
ドパルデューとコンビのパトリック・ドベールが、今で言うとディエゴ・ルナ系の子犬っぽい顔をしてて笑顔が可愛いなーと思って調べたら30代で亡くなってたと知ってショック。
数少ないけれど、他の出演作もチェックしてみよっと。

人によってはただただ不快なだけの珍道中でしょうが、私はバカだなーもうって苦笑いしながら楽しんだのでした。
男性は昔からの男友達の与太話に付き合う様な感じで、もっと楽しめるかもしれません。