T太郎

モーガン プロトタイプ L-9のT太郎のレビュー・感想・評価

モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)
3.6
595
面白かった。
これはある種の胸糞映画といえる。
胸糞部分を楽しめるかどうかが、評価の分かれ目かもしれない。

哀しき人造人間の話だ。

山奥の研究所で暮らす人造人間9号と研究者たち。

9号誕生時からともに過ごしてきた彼らは、とても仲が良く家族同然の結びつきがあったのだが・・・

ある事件が発生し、本社の危機管理担当者リーが派遣される。

このリーがなかなか渋くてクールだ。
非常にカッコいい。
おまけに美人ときている。
美しい女性は嫌いではない。
ありがとうございますである。

研究所のハンサムな料理人といい感じになるが、それでも彼女はクールだ。
性別は違うが、17号に似ている。

    以下ネタバレ注意

9号は女性だ。
感情もあり知力、体力に秀でた優秀な人造人間なのだ。
それだけにキレたら恐ろしい。

すぐ暴力に訴える。
見た目は大人(少女か)ながら、まだ5歳だからだろうか?
一度敵だと認識したら、もうダメである。
手がつけられない暴れん坊へと豹変するのだ。

家族同然だった研究者たちを次々と殺戮していく。
容赦なし、一片の躊躇もない。
・・あれほど彼女を思ってくれていた人たちをだ。

果たして、人造人間9号を止める事はできるのか!
・・・が、メインテーマではないのだ、実は。

その先に更なる驚きの展開が待っているのだ!

    以下ネタバレ注意

ちなみにレッドリボン軍やドクター・ゲロは一切関係ない。
別系統の人造人間だ。

当然、孫悟空もピッコロも出てはこない。
その辺、誤解なきよう、お願い申し上げる。

しかし、誤解している人がいるかもしれないから、一応言っておこう。

絶対ぇ、観てくれよな!
T太郎

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