タルコフスキーやアルトマン、最近だとカラックスの『ホーリーモーターズ』にも影響を与えたらしいベルイマンの名作。
とてもメタフィクショナルな作品。
演じるじぶん、嘘をつくじぶん、本当のじぶん(という錯覚)、仕事中のじぶん、プライベートのじぶん、他の誰でもありうるじぶん、他者、カメラ、主体、客体、記録に残るということ、(思い浮かぶキーワードがほぼホーリーモーターズかよ)
また、どの場面を切り取っても1枚の写真として力を持つような映像で、とても美しい。白黒なのが本当にもったいない。
タルコフスキーへの影響ってやっぱり『サクリファイス』の映像のことなのかしら。
あと役者たちの目がもう。目。眼球。