@第七藝術劇場 ~ベルイマン生誕100年映画祭~
1回目(2018.9.19)
冒頭の前衛芸術(ちんこ含む)な映像にびびり、二人で一人?やっぱり二人?と混乱。昔自身の仮面を見つめ直して剥いだり被ったりする作業を5年くらい続けていた悩める時期があったけど、ベルイマンにかかればこんなに美しい映画になるのかと。
@シアターセブン 2回目(2018.10.5)
”アルマ”という名前の意味に今さら気付き、それを咀嚼した上で観るとこれは凄いと改めて。肉体と魂、仮面と素顔。困るのはどちらの自分もたぶん嫌いなんだろうということ。人間の本質はいくつの仮面で覆われているのか。
単純に女と女の諍いとして見てもハラハラするし、心の葛藤として見てもどっちが主導権を握るのかとどきどきする。仮面と魂のせめぎ合いをこんなにも美しくスリリングに映像化するってやっぱりベルイマンは天才。
これも今さらやけどウディの『私の中のもうひとりの私』ってこれが元やったんか。ウディ好きのわたしがベルイマン観て好きにならないわけないよな。はぁ全集欲しい。