仮面/ペルソナの作品情報・感想・評価

「仮面/ペルソナ」に投稿された感想・評価

ユタ

ユタの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

TSUTAYAの発掘良品にて。

失語症になった女優と看護師が療養の為共同生活を始めるが‥という話。

あんな状況じゃ、そら逆転移が起こるに決まってると思ったけど、作り手からすればそんな所はどうでもよく、抽象的な精神世界を描くことにフォーカスしたかったのだろうと思う。設定は今から考えると飲み込みづらいけど、テーマは現代においても通じるもの。


人は誰しも、何かを演じて生きている。
職場での自分、友達といるときの自分、恋人といるときの自分、家族といるときの自分、一人きりのときの自分。

自らを偽り仮面をかぶることに対する葛藤や苦悩を、女優と看護師の関係性・互いの人格が侵食しあい、せめぎ合う過程を描きながら浮かび上がらせていく。

また、この作品は当時のベルイマンの心境も重ねられているのだという評を見て味わいが増した。
あきか

あきかの感想・評価

4.4
部屋を真っ暗にして観ていたら 訪れたマイシスターびっくり
古池

古池の感想・評価

3.8
まずは、冒頭の次々に切り替わる、意味深でショッキングなものも含んだ映像に、スタイリッシュですなぁ……と感心。
女優と看護婦の緊迫したやりとりには、怖いな…ぐいぐい抉ってくるねぇ。と思いつつ、夢なのか現実なのか?曖昧な出来事に頭がぐらぐらしていると、するりと夢から意識が戻るかのように、あっさりとしたラストへ。
うん。またもや、あんまり分からなかったです。
でも、え?終わり?と肩透かしを食らったような気分になったけど、観賞後に時間が経つと後味は悪くなかったです。よう分からなかったから少し解説とかも探してみたら、良い情報にたどり着けなかっただけかもしれませんがけっこうみんな、ぼかしてませんか? 笑
うん。でも、後味は悪くない。不安にさせられながらも、美しい印象が残った。
Iri17

Iri17の感想・評価

5.0
現実の自分とは大抵の場合理想の自分やなりたい自分とは違うし、思った通りの、計画した通りの人生が進む事は多くない。そんな時、私たちは他人を、もしくは自分を欺くために仮面を被る。カール・グスタフ・ユングがそう言った行為をペルソナを被ると表現した。

理想と現実の自分が乖離してしまった時、私たちはなりたい自分や理想に近い誰かを演じてる。アルマとエリザベートはお互いの傷を補い合うために依存し合っているのだ。そして象徴的な画がいくつも挿入され、主観が客観が描かれているため一見分かりづらいが、一度トリックに気づいたらなんて事はない。

本当に素晴らしすぎるこの映画は『マルホランド・ドライブ』、『ロスト・ハイウェイ』、『インランド・エンパイア』、『ファイト・クラブ』、『複製された男』等『8 1/2』と共にあまたの映画に影響を与えている。全て神映画ばのベルイマン映画の中でも最高傑作である。
あべべ

あべべの感想・評価

3.1
白黒だけど色彩浮かぶ不思議な映画。
ゆ

ゆの感想・評価

3.4
白黒、ほぼ独白
洗練されたと呼ぶにふさわしいそれぞれのカットと美しいモノクロがたまらない映画だった。何年後かにまたもう一度観たい
kamatsu

kamatsuの感想・評価

4.5
看護師と、患者である女優。療養所でリハビリを続けていくうちに、本来なら話を聞いてあげる立場の看護師が、患者に愚痴を聞いてもらい、精神的に救われていくというアイロニー。女優は、ずっと沈黙を続ける。お互いが親密になることで、相手の中にある自分を鏡のように映し出し、発見し、共感し、やがて憎悪しはじめる。立場やパーソナリティ(ペルソナ)の混同と逆転。一見難解そうな、実験映像風の作品だが、むしろ現実的に起こり得る、とても入り込みやすいモチーフだと思う。これこそイングマール・ベルイマンの真骨頂である、デフォルメされた現実なのだ。
Oktavia

Oktaviaの感想・評価

4.0
黒いセーターを着ていて、金髪をポニーテールに結んで、薬指に指輪をつけてタバコを吸いてるヒロインが優雅すぎ。

二人の間の軸。

好きなセリフ:I know how rotten you are.
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