みおこし

チキン・リトルのみおこしのレビュー・感想・評価

チキン・リトル(2005年製作の映画)
3.1
何をやっても失敗ばかりの、弱気でドジなニワトリ、チキン・リトルが主人公のディズニー作品。
かなり評価が低いことで知られていたので、あまり期待しないで観たのですが、確かに他のディズニー作品と比べるとイマイチな作品でした...。

もともと1943年の戦時中に作られた、軍事プロパガンダ用のショート・アニメーションで『チキン・リトル(邦題:きつねとヒヨコ)』というのがあったそうで、こちらはもう言及するのも憚られるくらい、ディズニー作品とは思えぬブラックさを誇る作品とのこと。
そこからだいぶ脚色し、より子供達に親しみやすい明るい作品に生まれ変わったのが本作なのだそう。

チキン・リトルのドジっぷりを許せたなら本作は楽しめると思うのですが、個人的にあまりにダメダメな彼を全く肯定できず...!(笑)かなりイライラしてしまったのですが、それは私だけ...?
他の動物たちもビジュアル的に他の作品に比べるとあまり可愛くなくて、特にチキン・リトルのガールフレンドがブサイク...(笑)。

小さな街を舞台にしたドタバタ劇かと思いきや、突然『E.T.』を彷彿とさせる宇宙からの来訪者的展開に変わる振り切り方にもかなりびっくり!(笑)
最後はホロリとなる展開でしたが、やっぱり主人公を愛せない自分がいて歯がゆかったです...。ごめんよ、チキン・リトル...(笑)。

BGMはいずれも有名な既存のヒット曲を使用していて、ノリノリになれたので良かったです。主題歌はパティ・ラベルだったり、その点はかなりユニークな作品でした!
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