カルダモン

宇宙戦争のカルダモンのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2005年製作の映画)
4.8
10年振りくらいに鑑賞。
原作はタコ型の宇宙人を生み出したSFの古典中の古典ですが、一応53年版のリメイクということになるのだろうか。今作はトムクルーズ版「そして父になる」とも言えるような父親成長譚です。
地球侵略モノの映画で一番楽しみなのは、インベーダーの登場シーン。どんな演出で見せるか、製作者側も一番の腕の見せどころでしょう。
この作品では台風が接近している時のような風が嵐の中心に向かって吹いていたり、同じ場所に落ちないはずの雷が、何度も同じ場所に落雷したりと、異常現象の不穏さがとても効果的。
監督スピルバーグ、主演トムクルーズ、音楽ジョンウィリアムズという豪華布陣でありながら、全体を通じてB級感が最高。ピーナッツバターサンドを投げつけ、窓に張り付く場面は必見。