いのうえ

宇宙戦争のいのうえのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2005年製作の映画)
3.7
親について行って映画館で観てからトラウマになってた作品。15年ぶりに勇気を出して観てみました。トラウマがひとつ減った。

人間の行動原理とか感情が「?」だったりご都合主義だったり、大昔から計画してたならそのくらい何とかならんかったのかみたいなオチだったり、ツッコミ所は多いけどその辺りに時間を割かない分、映像と演出がめちゃくちゃ贅沢…!
不穏な天候から徐々に異常事態が広がり、「え?ヤバくない?」と思った頃には手遅れで地獄絵図…の流れが凄かった。捻じれるように崩壊するハイウェイとか映像自体のスケールもデカい。
特にうわっと思ったのが飛行機事故の現場。アレいくらかかってるんだ…
地下室から主人公が出てきたファーストカットで一瞬「お、意外と大丈夫そう」と思いきや、カメラが引きながら移動していくと…のシーン本当に強烈。思わず巻き戻して観てしまった。
助けてもらった家での攻防もハラハラドキドキでした。直接的描写はないにしろ、完全に一線を超えてしまう人間を主人公にして全年齢対象って…そもそもけっこうエグい描写が多いのに全年齢対象って…
細かすぎて伝わらない好きなシーン、ブチギレた主人公が投げたパンが窓にビタッ!ってくっつくところ。あと燃える列車。

ほとんど内容は忘れてたけど、トラウマとしてずっと残ってたのは捕えられた人々が詰め込まれた映像と娘の叫び声。彼女ダコタ・ファニングだったのか。
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