みゆきち

宇宙戦争のみゆきちのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2005年製作の映画)
3.2
吹替版にて初鑑賞。
トム・クルーズ ✕ スピルバーグ監督の作品。原作があるらしいけど未読です。

ある日突然、地中奥深くに埋められたトライポッドと呼ばれるでっかい機械のホイミスライムみたいな物で地球が侵略されはじめる。

トム・クルーズが演じる主人公は、子供の事もあんまり興味持ってなくていいかげんな父親。トム・クルーズってこんな役もやるんだね~。約束の時間は間違える、子供たちが来るのに準備はしてない、食事も子供たちに勝手にしろというし、全て放置。そんな彼が、子供たちを母親のもとに連れていこうとパニックの中を子供たちを連れて逃げながら子供たちの自宅を目指す。

本当のパニックになったら、人間が一番怖いんだなぁ。トライポッドももちろん怖いけど、車を奪おうとする人たちや子供だけでものせてくれと頼む人、そして奪われた車は別の略奪者にまた奪われ、まさに地獄絵図だった。

でも、色々困難を乗り越えるうちにはじめはお父さんいいかげんだったのに、娘を息子を必死で守ろうと変わっていって、お兄ちゃんが離脱しようとする時はお前が大事なんだ!ってちゃんと伝えてたりして、お父さんとして彼なりに頑張ってるのが良くわかる。

最後はどうなるんだろうとハラハラしてたけど、この最後の宇宙人との戦い部分は好みがわかれそうだなあ。私は、街が壊滅状態なのに息子や元嫁が無事って言うのは都合良すぎじゃね~とは思ったものの、宇宙人たちの事はなるほど~!とも思った。あんまりにもアッサリだったからちょっと拍子抜けはしたよね。

全体的にちょっといろんな設定だったり説明が不足してるかなとは思った。トライポッドの事みんなどうやって知ったのかとか、お兄ちゃんの急な謎行動とか、かくまってくれたおっちゃんがさっきまで息巻いてたのに急に血を吸われたくないと逃げ腰になったり、急にどうした??なんで知ってる??ってなるシーン多かった。放送時間に合わせて少し本編カットしたからわかりにくかったのかなぁ?

それでも宇宙人たちの映像、トライポッド、侵略され壊されていく街並みや、人々のパニックシーンは迫力あって引き込まれました。
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