宇宙戦争の作品情報・感想・評価

宇宙戦争2005年製作の映画)

WAR OF THE WORLDS

製作国:

上映時間:114分

ジャンル:

3.2

「宇宙戦争」に投稿された感想・評価

Kuuta

Kuutaの感想・評価

4.1
あまりに有名な原作やオチなのにこれだけ面白いのは、撮影、音楽、編集…映画としての総合的な完成度が高いからに他ならない。丁寧で飲み込みやすい語り口と高品質なサスペンスに加え、生々しい死の描写やブラックな笑いといった監督の嗜好もきっちり入っている。これぞ名作。

市民目線でひたすら宇宙人から逃げる、それだけの映画。トムクルーズが子供2人を連れ、阿鼻叫喚の中ボストンを目指す。有名な建造物を出さなくても、日常がぶっ壊れていく様を手際良く見せていく。

飛行機墜落や血の収穫は直接見せず、むしろ人間の行動のグロテスクさに焦点を当てている。親子がキャッチボールしてるだけなのに、なぜあんなにヒヤヒヤするのか。強く投げつけたボールを、息子は受け取ってくれない。ガラスに開いた穴の先にいる人物の変化。ダコタファニングの怯えた息に揺れる蜘蛛の巣。いずれ抜ける棘。終盤の鏡の意外な再登場。映画的演出力としか言い様がない。

何度も父親としての無能さを指摘され、罵られるトムのやるせなさがたまらない。「映画の様な」必死の活躍をどれだけ見せても、1人の父親としては不完全なまま、何度も苦しい選択を迫られる。キャッチボールを自らグダグダにしてしまうトム。V8に入れ込むトム。ヘルシー食品に顔をしかめ、娘との会話に何とも言えない間が生まれてしまうトム。子守唄を知らなくて涙ぐむトム。ピーナッツバターサンドを窓に投げつけるトム、ずるずるずる…。

ボストンに着いたからといって、父親としてやり直せる訳ではない。狂気的なまでにボストンに固執するアンバランスなキャラ付けがスピルバーグらしくて良い。

ゆったりしたり、迫真のパンを見せたり、長回しにしたり。カメラワークがトム目線で進むのが徹底されていて気持ち良い。中途半端に神の目線を入れたり、ドンパチやり合う場面を仰々しく俯瞰で撮ったりしていない。街の全景からトムにクローズアップしていく最初のコンテナの撮り方からして、古典的な撮り方で不思議な安心感があった(クレーンのビジュアルが後半のUFOによる人間の「収穫」とリンクしている。さりげないが上手い)。

車を襲う暴徒はさながらゾンビ映画。暴力で奪った車は暴力で奪い返される。フェリーのシーンは難民のボートを想像した。戦争に巻き込まれ、戦争が終わる、その唐突さ。

為すすべなくやられっぱなしの映画でも良かったと思うが、流石にそれはマズイと考えたのか、終盤にトライポッドに一矢報いるシーンを入れている。市民の連帯で外敵を倒すカタルシスはあったものの、やや浮いている気もした。83点。
クワイエットプレイスの時も思ったけど、どう考えてもやべえ状況なのに親(大人)のいうこと聞かない子供ほんとうに何なの?

わたしが親ならぶん殴って引きずって逃げてる
しー

しーの感想・評価

5.0
オウムアムアの第2弾の接近が楽しみな地球ですが、皆さまTMTの問題はご存知でしょうか。

ハワイのマウナケア山の頂上に建設予定の天文台とその関連施設です。日本も25%出資します。

信仰の対象となっている山、日本だと富士山のてっぺんに、麓から見ても一目瞭然の大きな建築物がそびえ立つ感じです。

今、日本人の本質が問われています。このTMTの問題に向き合うのか、耳を塞ぐのか。建設に反対でも賛成でも、どこかで意見を述べて欲しい。ツイッターでもインスタでもいいので、是非、一言発して頂きたい。

みんな大好きロック様もちゃんと意見を言ってくれてます、興味を持つ所からよろしくお願いします。
ミ

ミの感想・評価

-
いやもうなんか意味わからんすぎて(?)とにかく面白かった………スケールでかいね
カツマ

カツマの感想・評価

3.7
もしウルトラマンの1エピソードで主役のはずのウルトラマンが現れなかったら高確率で世界は終わるだろう。これはそんな光の戦士も何も現れない、絶望的なほど容赦ない地球侵略をちっぽけな人類の目線から描いたお話。侵略により人類が滅びゆくとしたら、きっとヒエロニムス・ボスのような地獄絵図が完成するのは間違いない。エゲツないほどの希望の無さ、破滅的なプレリュード。全ての終わりを思わせる、人類滅亡のカウントダウンが刻まれる。

監督は数多くのSF映画を撮ってきたスティーブン・スピルバーグ。なのだが、今作は『未知との遭遇』や『ET』とは異なり、宇宙人は完全なる敵として描かれている。子供への夢を与えるSF映画から、現実的な恐怖を思わせるような痛ましいスリラーへと舵を切り、突然の混乱と混沌、人類の醜さをも盛り込んだストーリーへと振り切れている。主演は珍しくダメな父親を演じているトム・クルーズ。あまり変わりないトムとは対照的に、当時絶頂期を迎えていたダコタ・ファニングの姿にはどうにも懐かしさを感じた。

〜あらすじ〜

クレーンの操縦士のレイ・フェリエは妻と離婚して一人暮らしだが二人の子供の父親であった。その日は子供達を預かるはずの日だったが、案の定レイは遅刻し、元妻や子供達から呆れられてしまう。息子のロビー、娘のレイチェル共に父親には決して懐いておらず、3人だけの白々しい時間が流れていた。
そんな折、空が稲光り、レイの家からそう遠くない場所に雷が落ちる。その瞬間から全ての電気機器や車などが使用不可となり、街は大混乱に陥った。が、その混乱はまだほんの序章だったのだ。雷の落ちた穴から巨大なマシーンがせり上がり、人間を次々とビーム光線で消し始めたのだ。野次馬しにきていたレイは一目散に逃げ出し、ロビーとレイと3人で街を脱出しようとするのだが・・。

〜見どころと感想〜

この映画はアメリカを襲った9.11のテロの影が色濃く刻印されている。原作はH・G・ウェルズによる同名小説から取られているが、スピルバーグはそこに9.11で傷ついたアメリカの姿を刻み付けることにしたようだ。だからこそ、人類は蹂躙されるだけで終わるわけにはいかず、後半に向けて反撃に転じる勇気ある姿を見せてくれる。

ただ描写としてはあまりにもその絶望のレベルは深く、とてもじゃないがハッピーエンドは想起できない展開。そこから何とかエンタメ作品にまで仕上げたスピルバーグの手腕は素晴らしく、例えば『ミスト』のような結末からは脱することができていた。

中盤ちょい役で登場してくるのはティム・ロビンスで、人間の一つの側面を体現する役柄としてインパクトを残している。他にも野次馬根性逞しい人々だったり、車を奪おうと暴徒と化す集団など、人類のパニック時の予行練習を行っているかのような容赦ない現実感が炸裂していたのも印象的だった。

宇宙戦争というタイトルは何か違うとは思うが、戦争のような凄惨なシーンの多い映画であり、予期せぬ災厄に見舞われた人類への一つのメッセージのような物語でもあった。

〜あとがき〜

どういうわけか評価の低い今作ですが、そんなに悪くはないと思っています。トム、ダコタ共に熱演し、恐怖を煽る描写も抜群。ラストは9.11との関連性を考えれば胸糞にするわけにはいかないので、あれしかなかったのではないでしょうか。

願わくば宇宙人が侵略してこない未来を祈りつつ、ウルトラマンの1エピソードのような物語はガチで映画にすると結構怖いんだなとしみじみ感じた作品でもありましたね。
スピルバーグどうした?って思わざるを得ない。
終始逃げ回るだけで、戦う描写の少ないこと・・・
ましてやあのラストはないだろ~
Masaya

Masayaの感想・評価

2.3
うーん、オチがナレーションで片付けられちゃうのがなー
黒鳩

黒鳩の感想・評価

5.0

‪ちっちゃい頃トラウマだったが、今観たらメチャクチャ刺さった…最高。終盤の展開も偶然が齎した奇跡なわけで、絶望感が半端ない、というか、絶望映画。スピルバーグ作品で1番好きかも。
Tucker

Tuckerの感想・評価

2.0
スピルバーグ??って感じの作品
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