ラブラドール

失われた週末のラブラドールのレビュー・感想・評価

失われた週末(1945年製作の映画)
3.1
第18回(1946年)のアカデミー賞 作品賞の受賞作品。
アルコール依存症の男を主人公に、その辛さや虚無感が描かれています。

本作の後にはいくつものアルコール依存症をテーマにした作品が作られていますが、本作は初めてのアルコール依存症作品とのことです。
自分もこれまでいくつかの同テーマの作品を観てきましたが、ベストオブアル中作品はニコラス・ケイジとエリザベス・シューが主演の「リービング・ラスベカス」ですね。

本作でもアルコール依存の辛さが一貫して描かれていますが、タッチが多少軽めで。人生を狂わすほどの依存症であればもう少し重めに描かれてもいいのではと思います。

明るいテーマの作品ではありませんが、当時(第二次世界大戦終戦の翌年)の戦勝に浮かれる米国でこのような作品が描かれたことに意義があるのだと思います。

ちなみに自分もお酒は好きです。というか、お酒を飲む雰囲気が好きなのかも知れません。
一日の用事が全て終わったあとで、夜中に映画を観ながら少量をたしなむ程度ですのでアルコール依存にはほど遠いのかも知れませんが、飲み過ぎないように気をつけようと思いました(^^)

※アカデミー作品賞 57/93鑑賞済