カニとイルカ

失われた週末のカニとイルカのレビュー・感想・評価

失われた週末(1945年製作の映画)
3.8
アル中の男の話でここまで持っていける手腕は見事。流石ビルワイルダー。

酒であろうが夢であろうが溺れていったものは容赦無く堕落していく、だがそこから抜け出すのもどちらかなのだという表裏一体感。
始まりと終わりが同じ絵でそこにきちんと意味をもたせているという見事な構成に唸ってしまう。